Yes,and プラス の会話をしてますか?
これは会話術の一つでもあります。
「Yes,butの法則」は聞いた事があると思います。
まずは、相手の話にYesで一回受け止め、
その後Butで「でも〇〇〇なのですよ。」と伝えることです。
ピアノの先生なら生徒さんに、「良く弾いてきたね、でもこのところはもっとこうしたらいいね」という伝え方をするような感じですね。
これは一見良いように感じますが、実のところ自分に置きかえたらどうでしょう?
「でも〇〇〇~」の所は、素直に受け止められるでしょうか?
実際にはButの否定表現の言葉はわりと威力が大きくて、その前のYesさえも一緒に否定された気持ちになりやすいものです。
では、どんな言葉が良いのでしょう。
それは、and です。
「良く弾けてるね、じゃあ今度はこうしてみよう」と、肯定的な表現で意見を足すのです。
そして、プラスした意見の言葉の末尾も大事です。
「良く弾けてるね、今度はここをもっとフォルテで弾いてみて」
「良く弾けてるね、今度はここをもっとフォルテで弾いてみようか」
語尾を、お願いするか一緒にしようかと提案するか、この違いで受け取る側の感じ方がだいぶ変わります。
and を、「じゃあ」 という言葉にも置きかえられます。
「頑張って弾いてくれたね、じゃあここを右手だけで弾いてみて」
「頑張って弾いてくれたね、じゃあここを右手だけ弾いてみようか」
この「じゃあ」という言葉は、あまり気が乗らない生徒さんに対して「できる事から、一歩進んでみようか」とご提案できる言葉です。
言葉は、発する側と受けとる側で感じ方が異なるものです。
生徒想いの皆さんなら、言葉選びをしてレッスンしていることと思います。
でも迷った時は、「Yes,and ご提案」試してみてくださいね。